公開日:2022/12/05

ホイッスルがうまく鳴らせないときの原因と対処法

教師・コーチ・子どもたちなど年齢や経験によらず多くの方から「ホイッスルがうまくならせない」「大きな音できれいに鳴らしたいがどうすればよいか」との質問があります。

うまく鳴らせない原因は、大まかに4つあり、原因と対処法を知ることで綺麗に大きな音で鳴らせるようになります

原因1 口周りの筋力不足

頬の筋力が弱いと、空気を十分に送り出せないためホイッスルを鳴らしづらいようです。

基本的には「口周りの筋肉を鍛える」のが対処法となります。大きく口を開け締めしたり柔らかいもの以外も食べるようにしたり、頬を膨らませたりといった点を意識してみましょう。
後述の「鳴らしやすいホイッスル」を使うことで対処できることもあります。

原因2 歯並び

歯並びが悪いと、ホイッスルを噛んで固定できず、すき間があたり空気漏れする事態になります。

この場合は、
・マウスグリップ付きで固定しやすいホイッスルに変える
・ホイッスルの吹き口の大きさがちがうものに変えてみる
などの方法が取れます。

ホイッスルは本来硬いパーツで出来ていますが、柔らかい樹脂製のマウスグリップがあると噛んで保持しやすく、歯並びをカバーできます。
また、吹き口が大きいものはより多くの呼気を必要としますので、多少の空気漏れがあっても音が鳴りやすい「吹き口の小さなものに変える」のも効果的です。

原因3 ホイッスルの状態

ホイッスル内部に唾液がたまったり、痰がからんでいたりすると音が鳴りづらくなります。
コルクがあるタイプの製品ならそのコルクが割れていたり水気を吸っていたりした場合も、やはり音が鳴りづらくなります。

水洗い可能な場合は洗って乾かす、
割れづらく吸水性の低いコルクのホイッスルを使う
などの対処法があります。

原因4 ホイッスルの種類

ホイッスルは種類によって鳴らしやすさに大きな差があります。

プロ向けになるほど鳴らすために技術や身体能力が必要となってきます。
コルクが無いものはあるものより鳴らしづらく、
大きな音が出せるものは出せないものより鳴らしづらい傾向にあります。

プロ向けは「コルクが無く」「大きな音が出る」ため、最も鳴らしづらい部類に入ります。

対処法としては、鳴らす練習をするか、鳴らしやすいホイッスルに変えるかです。
防災や防犯用であれば、コルクありのほうが弱い呼気でも鳴らしやすいのでおすすめ。
スポーツに使うのであれば特定の競技に特化したものよりオールマイティタイプのものが鳴らしやすいようです。

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ページ作成:東洋体機株式会社

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