この記事ではバスケットゴールのリング(バスケットリング・バスケリング)について載せていきます。

特定の商品ではなく、そのジャンルで使われる用具・器具についての普遍的な内容です。授業や大会に備えて準備中の先生・同好会立ち上げスタッフ・何かのきっかけで個人的に興味が沸いた方の参考になれば幸いです。

記事を書いているのは体育用具の専門店である東洋体機株式会社です。この記事にある商品は基本的にほぼすべて取り扱っている商品となります。法人向けの見積販売も行っていますので、これらの商品をお探しでしたら、記事最後のリンクからお問い合わせください。

バスケットゴールリングとは、使われる種類・入手方法

バスケットゴールリング、は少々長いのでここから下ではバスケットリングと記載します。

バスケットリングとは

バスケットリングとは、バスケットゴールの全面に据え付けてある円形の器具です。赤色やオレンジ色であることがほとんどで、直径は一般的なゴールであれば内径45㎝です。

バスケットボールでは、このリングをボールが上から下へ通過することで得点になります。

バスケットリングの種類

一般的なもの

鉄に塗装したもので10㎏前後の重さがあります。ゴールネットは別売りなのが一般的です。

ダンクシュート用スナップリング

プレッシャーリリース機構という上から押された力をバネ機構によって逃がし、リングやボードが壊れたり、ゴールが倒れたりするのを防ぎます。

プレッシャーリリースリングではない場合、ダンクシュートは行えません。また、リングだけが対応していても無意味です。バスケットボードやそれを支える本体含めて、ダンクシュート対応の製品で揃える必要があります。

特殊な機構を持ったもの

使わないときに収納しておけるものがあります。

屋外ゴールリングの場合、夜間は収納しておいて使えなくする、といった目的で使います。意図しない時間帯に使われると周辺地域へ迷惑がかかることがあり、それを予防するためです。公共の屋外施設などに向いています。

屋内の場合は、壁面にバスケットゴールと共に収納して、体育館を他の用途にも使いやすくする、という需要もあります。

バスケットリングの価格帯

一般的なもの

定価で税別1万円~2万円ほどが主流です。バスケットボードに取り付ける工事費は別途です。

ダンクシュート用

定価で税別15万円~30万円ほどが主流です。構造的な複雑さと需要の少なさから値段は高めです。しかしダンクシュート対応用のゴール一式は数百万~1000万円台なので、リングが占める価格割合は小さいものです。

特殊なもの

ものによって大きく幅があります。屋外用の押し上げ式ですと10万円台~ほど、屋内のバスケットゴールごと収納できるタイプは設計見積(取付環境や採用の仕様で異なる)となっています。

バスケットリングのメーカー

当社が把握する限り、これらのメーカーで取り扱いされています。

セノー エバニュー 三和体育製販 河合楽器 テクノ トーエイライト ダンノ製作所

トレンド・傾向

昔からそう頻繁に仕様は変わっていません。バスケットボードに合わせて微調整されたり、特殊な機構のものがラインナップに加わるぐらいです。

下記はエバニュー社のもの。18年前とほぼ同じです。

管理・メンテナンス

ボールが当たったり子供がぶら下がったりしてリングが歪んでいきます(ぶら下がってはいけませんが)。体育器具のメンテナンス参考書「事故防止のためのスポーツ器具の正しい使い方と安全運転の手引き」によると、バスケットリングの点検は3か月ごとに行い、標準耐用年数は通常のもので5年、プレッシャーリリースリングは2年とされています。

「事故防止のためのスポーツ器具の正しい使い方と安全点検の手引き」レビュー

バスケットリングを入手するには

バスケットリングは小売店にはほぼ置いてありません。ネット通販であれば比較的簡単に探し、購入できますのでお勧めです。

ただし、バスケットボードによってどのゴールリングが使えるか決まっています。よく調べずに買うと、最悪の場合バスケットリングがつけられないこともありえます。バスケットゴールを購入した店などでゴール本体のメーカーや型番を伝えて確認しましょう。

バスケットボードが木製であれば、ゴールリングのボルト穴に合わせてボード側も穴をあけることができます。アルミのパンチングなどボードが木製では無いなら、すでに決まっている取り付け位置にバスケットリングを合わせる必要があります。これがボードとリングの適合性です。ボードとリングは同じメーカーのもので揃え、さらに事前確認しておくと安心です。

当社でも扱っていますので法人でのご検討・お見積りに是非ご利用ください。

Last Update: 2021-05-25  

2021-05-25  製品ジャンル  
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