運動会で昔からある競技のひとつに棒引きがあります。
用意するものは棒だけとシンプルな競技ですが、棒引きは体力・知力・判断力すべてが要求されるハードなスポーツです。とても盛り上がります。
ここではどこで買えばいいかわからない、とよく言われる棒引き競技の棒について、特徴と入手方法を取り上げます。
まず、棒引きで使われる竹の特徴からです。すぐ買いたい方はこちらからどうぞ。
棒引き競技とは
棒引き(ぼうひき)は、運動会や体育祭の競技のひとつです。集団で行う陣取りゲームの一種のようなものす。
棒引きの競技ルール
たくさん並べた棒をよーいどんで一斉に引っ張り合い、自軍のエリアに多く引き込んだ方が勝ちというシンプルな競技です。
綱引きと違うところは、ひっぱる対象が複数あるということ。
綱引きは腕力とタイミング・協調性の競技です。棒引きはそれに加えてどのタイミングでどの棒を引きに行くか、刻々変わる状況を見定め即断即決する、とっさの判断力と事前の戦略性がみんなに要求されます。
このような競技です。Youtube動画より。
棒引き用の棒とは?
棒であればなんでもいいわけではありません。意外とシビアな条件があります。
棒引き用棒の長さ
棒引きの棒にはある程度の長さが必要です。
2mぐらいだと短すぎ、10mだと長すぎます。4m~5m程度が好まれます。
短すぎると一つの棒に関われる人数が減り、先に棒にたどり着いたチームがかなり有利になってしまいます。運動会の参加人数にもよりますが、やはり4~5mあると戦略に幅がでます。
棒引き用棒の耐久性
棒の頑丈さもだいじな要素です。数人~十数人で引っ張る力に耐えられなければなりません。それだけの強度を確保するには直径4~6cmぐらいの太さは必要です。
棒引き用棒の素材
素材には鉄や木などいろいろありますが、昔から使われていて最もメジャーなのは竹です。
竹の特徴-天然ものなので個体差がある
天然の竹を棒引きの棒に使った場合には長さが一定にならないというデメリットがあります。
竹には節(ふし)があるので、切断する場所を間違うと耐久性が落ちてしまうためです。最も耐久性に影響を与えない部分で切断すると、長さが不ぞろいになります。長さを揃えるか耐久性を重視するか、これはトレードオフの関係です。当社で販売しているものは耐久性を優先しています。
長さが一定じゃない事は一見するとデメリットとも思えますが、実際に競技をしてみると長さの違いが戦略に影響したりもします。竹の個体差も考え方次第でゲームを面白くします。
メンテナンス・収納
使い終わった竹は、泥などの汚れを落として乾燥させ、湿気の少ない場所で保管してください。
体育倉庫にしまわれるのが一般的です。
体育倉庫にはもともと長い運動器具があります。これらと揃えるように収納すれば場所もとりません。
体育倉庫はかなり長いものでも収納できますので、4mの竹でも保管可能です。
たとえば、次のような運動器具が体育倉庫にはあります。
(例)体育倉庫にある長尺物
高跳び用竹バー:エバニュー社製 3.6m
※これは棒引きには適していません
走り高跳び用バー:ニシスポーツ製 4.0m
※これば棒引きには適していません
使い終わった棒引き用の竹は、来年までこれらの体育器具と一緒に保管してください。
棒引き用の棒(竹)入手方法
インターネットで購入する
いつもあるとは限りませんが、ネットで売られていればそれが一番楽に手に入る方法です。下記は棒引きの棒が検索結果に出てくるよう、金額やジャンルを絞り込んだリンクです。販売されているタイミングであれば検索にでてくるはずです。
インターネット通販では常に手に入るとは限りません。無いことの方が多いと思います。
棒引きの棒は当社でも販売しています。
当社で販売しているものは、このような特徴があります。建築用ではなく、棒引き用の竹として数十年前から多くの学校でお使いいただいています。
当社で販売している棒引き用竹の特徴
- タケノコから育てた日本製の竹
- 状態の良いものを厳選
- 曲がっている天然の竹をまっすぐに伸ばしたもの
- 油抜きをしている
- 節を削り、ケガをしないよう安全に配慮
なお、お届けについては長尺物という扱いになります。
見積無料
お届け先によって送料が大きく変わるため、事前に見積書をお出ししています。
見積は無料です。お気軽にご依頼ください。
棒は受注生産品
また天然の竹を厳選して用意するため、納期がかかります。平均して10~20日ほどです。運動会シーズンは欠品することもありますので、お早めにご検討ください。
▼ご希望の際はこちらで販売しています
Last Update: 2021-05-25