卓球台の選び方を間違ってしまうと、かなり大ごとになってしまいます。使いにくかったりすぐに傷んだりする恐れもありますし、その巨大さゆえに邪魔になっても気軽に処分出来ません(送料が高いうえに中古品は安全面で問題があり引き取られづらいため)。

また、卓球台は大きく・重く・移動や設置をする器具なので大きな事故につながる恐れが高い運動器具でもあります。

この記事では、学校や運動施設に卓球台をはじめ運動器具を納入している東洋体機卓球台の選びかた・見るべきポイントを仕様や特徴、危険性を交えてご案内します。安全な卓球台を選ぶ参考にしてください。

卓球台の選びかた 見るべきポイント

まず最初にサイズについて簡単にご案内します。卓球台のサイズはよほどの理由がなければ国際規格をお選びください。

卓球台のサイズは国際規格で

国際規格とは全長2,740×幅1,525×高さ760㎜のものです。縦横高さが下記のようになったものです。

レクリエーション用としては国際規格じゃない卓球台も存在しますが、スポーツ施設には不向きです。高価な台も安価な台も国際規格が標準サイズになっていますのであえてそれを外す意味はないと思います。

 

では、ここから卓球台のパーツについて見ていきます。

パーツは天板・枠・脚部・キャスターの4点。いずれも耐久性や使い勝手に大きな影響を与えます。

天板の構造と厚み – 厚いほど高品質

まずは最もわかりやすい「天板」からです。天板は台のメインとなるパーツで構造や厚みによってボールの弾み方や感触・耐久性が異なります。その特徴はメーカーによりさまざまです。

天板とは

天板とは卓球台の脚部にのっかっている板そのもの。青が最も多く、最近では緑もあります。三英が販売している[レジュブルー]というカラーです。

この天板は、その構造によって使用感や耐久性が大きく変わってきます。ここではオリンピックなどで使われる台から家庭用まで幅広く製造している「三英」の天板を例に挙げます。

三英の卓球台の天板は、高性能な順にこのような種類があります

  • スーパープライコア天板
  • CDB化粧板パーティクルコア天板
  • メラミン化粧張りパーティクルボード
  • パーティクルボード

特徴は下記の通り。18や25といった数字は、厚み(mm)です。高性能になるほど、ボールの弾み方が均一で長持ちし、反りや歪みが発生しにくくなります。上級者になるほどボールが天板で弾んだ感覚などに敏感です。その卓球台が誰にどんな用途で使われるのかをよく確認し、競技施設にふさわしいクオリティの台を選ぶことが必要です。

天板の厚みは、厚ければ厚いほど高品質です。簡易な卓球台ほど薄くなる傾向があります。高価な卓球台ほど天板も厚く、打球感が良いものです。

天板の枠 – 枠があるとベター

卓球台の中には、天板のふちに枠(わく)がついているものがあります。枠があると天板が頑丈になりゆがみにくくなるメリットがあります。また卓球台を片付けたり出したりするときに指を掛けられるので、扱いやすさ、安全性も向上します。

 

卓球台の枠は見過ごされがちですが天板の耐久性や移動・収納・開閉といった取り回しに影響します。予算が許せばぜひ枠をつけておきたいところです。

脚部 – 卓球台を支える重要パーツ

卓球台は脚部のみでその重い自重を支えます。脚部が貧弱だと安全性が大きく後退します。

特に卓球はゲームが盛り上がると、体を台に乗り上げてしまうことがよくあります。脚部の剛性は十分に確保しましょう。特に不特定多数が使う学校・スポーツ施設では脚部が細いと折れ曲がる・折れるなど大事故につながる恐れがあります。

家庭用の卓球台は、脚部が細い傾向にありますのでご注意ください。施設では施設用の卓球台がおすすめです。

キャスター – 衝撃吸収の役割

一番地味な部分かもしれませんが、卓球台を買うときはキャスターも見ておきましょう。基本的に大きいほうが安心です。

また、グレードの高い卓球台のキャスターには、ストッパーが付いているものもあり、保管時の安全性が高まります。

キャスターのサイズについて

小さいと直径50mm、大きいと150mmぐらいあります。

小さいキャスターはこんなデメリットがあります。

キャスターが小さいデメリット
  • 卓球台に負荷をかける
  • バランスを崩しやすくなる

小さなキャスターはドア下部の溝を通過するときに卓球台全体に大きな衝撃を与えます。それがビスの緩みや全体的な歪みとなって現れてしまいます。

また、キャスターが小さいと小さな溝にもはまりやすくなります。キャスターが引っかかって倒れ、卓球台の下敷きになる恐れがあります。細タイヤ自転車が溝にはまりやすいのと同じ理屈なので、キャスターはなるべく大きいほうが安全です。

 

分割タイプか折りたたむタイプか

卓球台は分割するタイプ(セパレート式)と大きく折りたたむタイプ(内折れ式)とに分かれます。

そして、それぞれ特徴があります。ここでは簡単にそれぞれのメリットデメリットを紹介します。

分割タイプ(セパレート式)卓球台のメリット・デメリット

セパレート式卓球台には

  • 内折式より安い
  • 一人壁打ち練習が出来る
  • 持ち運びの際の重量が軽い

というメリットがあります。

また、2つに分けて運べるためエレベータの無い建物の上層階に上げるときでも持ち運びやすいです。打ち折れ式は重すぎて階段で運ぶのは大変困難です。

 

一方、セパレート式卓球台のデメリットは

  • 移動時に倒れやすい
  • 収納や移動時に台同士がぶつかりやすい

というものです。

折りたためる内折式タイプのメリット・デメリット

内折れ式卓球台のメリットは下記の通りです。

  • 移動時に倒れづらい
  • 板同士がぶつかりにくい

分割しないので安定性があり、天板同士がガードし合っている状態なので天板を痛めるおそれがほぼありません。天板は交換できないので大きく傷つくと卓球台ごと廃棄せざるを得ません。そのリスクがないのは内折れ式の大きなメリットです。(分割式卓球台の天板同士がぶつかることは時々起こります)

 

一方、デメリットは下記の通り。

  • セパレート式より価格が高め
  • 壁打ち練習できない

内折れ式卓球台はセパレート式よりも価格が高めのラインナップが多いです。高品質の台は内折れ式であることが多い、とも言えます。

これらを踏まえて判断するなら、施設使用では内折れ式がおすすめです。卓球台が何かにぶつかって傷んでしまうことを防げるというメリットが非常に大きいためです。

アフターサポートの有無

アフターサポートはランニングコストコスト削減に影響します。ネットで買った安い卓球台でアフターサポート付きのものはほとんどありません。

交換用の部品が提供されているようなら、長く使えて結局はコストダウンになります。イニシャルコストが高くてもランニングコストで取り戻せます。競技施設など、不特定多数がガンガンつかうようなところだと保守点検の価値がでてきます。

おすすめの卓球台

卓球台はその重量ゆえに大事故になる危険性が高い運動器具です。ここでは品質が確かな三英製の卓球台を、内折れ・分割それぞれのタイプ別にいくつか紹介します。

内折れタイプ

内折れタイプの卓球台です。

▼IF-VERIC-W 車いす使用者も使える、国際卓球連盟公認の卓球台です。施設でこれが用意できるならベストです。

▼V3-VERICブルー。十分な基本製のを持った安心の卓球台です。

三英(SAN-EI/サンエイ) 卓球台 内折式卓球台 V3-DX 10-623(ブルー)

▼SVA-25MDX-Wブルー 学校向け、オススメタイプです。車いすでも使えるので総合支援学校でも対応できます。

セパレートタイプ

▼IS400-DX リーズナブルですが十分な品質。学校現場でもよく使われます。

格安タイプ

▼スポーツゼビオ製卓球台

細かな点では劣る点も多々ありますが、国際規格サイズでここまで安いものはめったにありません。ラケットもついて送料無料という点は手軽な用途にはピッタリです。



まとめ

卓球は老若男女問わず気軽に取り組めるなスポーツですが、卓球台には危険がいっぱいです。

その施設に適したものをしっかり検討して選ばないと、学校や施設なら事故を起こし責任問題につながることもあります。

ご家庭でお使いの場合でも、お子さんや友人が事故にあった場合のリスクを考慮するとあまりにも低品質な台では安心して遊ばせられません。この記事中で紹介しました卓球台の各部分と特徴を踏まえて、しっかり選んで卓球を楽しんでください。保存

保存

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