このページでは、子供たちに大人気の遊具『雲梯(うんてい)』について、種類や遊び方、安全対策など様々な情報を紹介していきます。

雲梯の基本 種類と場所

雲梯は、ハシゴをアーチ状にしたような遊具で、ぶらさがったり渡ったりして遊びます。いくつかの種類があり、山形になっているものや水平なもの、アーチ状のもの、吊り輪になっているものなどさまざまです。

下記は、通常の雲梯。アーチ状になっています。

下記は山形雲梯と呼ばれるもの。

アーチ状や山形になっているものは、徐々に高さが高くなるので水平タイプより難易度があがります。

雲梯は、たいていの小学校にあります。幼稚園や保育園にあることもあります。グラウンドの端に置かれ、だれでも気軽に遊べる遊具です。

雲梯の設置場所

  • グラウンド
  • 校庭
  • 屋上スペース
  • 屋内(屋内用雲梯)

 

雲梯の使い方と身につく力

雲梯で身につくチカラにはいろいろなものがあります。

自分の体重を維持したり引き揚げたりすることで握力や筋力が鍛えられます。背筋や腹筋も同様に強くなります。体をゆらしながら進み、力を入れたり抜いたりして進むことでリズム感も養われます。

 

雲梯によって身につくチカラ

  1. 握力
  2. 筋力
  3. リズム感
  4. 持久力
  5. 瞬発力
  6. 空間認知能力

 

雲梯の安全対策

雲梯の事故は定期的にニュースで報道されます。

利用者が気を付けること、管理者である施設ができることには、次のようなものがあります。

事故を減らすために利用者が出来ること

保護者や先生が、このようなことに注意して遊ぶようにと子供たちを指導しましょう。

ランドセルを背負ったまま遊ばない

雲梯の横棒は、子供の頭が通るぐらいの間隔があけられています。安全のために徐々にその感覚はひろくなりつつありますが、ランドセルを背負っているとひっかかってしまう可能性が非常に高くなります。

ひっかかるものを身に着けない

フードや洋服の紐、鍵やホイッスルを通すためのひもなどを身に着けたまま遊ばないようにしなければなりません。ひも状ではなくてもパーカーのフードなども引っかかることがあります。

遊ぶ前に確認する

雨上がり、水滴で濡れているとすべって落ちる可能性が高まります。雲梯は上に乗ってあるく子供も必ずいますので、特に注意するように指導しましょう。

遊び方もマナーをもって

順番を守る、むちゃなことはしない、押したりふざけたりしないなど

 

施設側が行うべきこと

施設管理者が行うことは、利用者の注意では避けづらいことが中心です。

安全な遊具を選ぶ

古い遊具だと安全基準が劣ることもあります。雲梯の隙間などの構造が事故につながるものでないか、チェックしましょう。指針があるなら順守している遊具を選びます。

錆や腐食などの劣化対策

腐食して穴があいたりふちが鋭くなっていないか、錆が手につかないか、塗装は剥げていないかなどを確認します。

周囲の環境対策

雲梯はグラウンドのすみに置かれることが多いので、周囲の環境にはより一層の注意が必要です。

  • 木の枝が伸びてきたりしていないか
  • マンホールが近くにないか
  • 排水溝や溝のフタが近くにないか
  • 砂場の枠がないか

といったことに気を配るようにしてください。

おススメの落下事故対策

マンホールや溝フタ、砂場枠などはクッション性能が高いマットを敷くことでかなりの部分をカバーできます。

こちらのサイトで雲梯の落下事故予防対策を公開していますので、合わせてご覧ください。

>>雲梯(うんてい)の安全対策事例 – バイオクッションで落下事故を予防する

Last Update: 2021-05-19  

2021-05-19  製品ジャンル  
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